犬の整体とドッグマッサージの違い
人でも整体とマッサージがあるようにわんちゃんにも犬の整体とドッグマッサージがあります。
整体とマッサージは同じ手技なのですが若干違いがあります。
犬の整体は筋肉にアプローチして骨格を整えて動きやすい身体を目指します。
マッサージは身体をなでたりさすったりして血流をよくしていくリラクゼーションです。
どちらも同じ手技になりますが整体は関節の動き・筋肉を整えて身体を動かしやすくします。

わんちゃんの姿勢が悪くなった・足の可動域が狭くなった・ジャンプ力が低くなったなどの
症状がある場合は犬の整体の方が効果が出やすいです。
犬の整体もドッグマッサージもすべての年齢に必要です。
（飼い主様がわんちゃんの様子を見ながらどちらが合うのかお選び下さい）

ぴーちの出身母校 犬の整体研究所の教え通り機能解剖学に則した施術をしています。
関節の動き・なぜその筋肉が凝るのか・犬の解剖学を学び関節や筋肉の使い方を理解しております。

動物のほとんどが四つ足動物です。
歩く行為は筋肉がもちろん必要で歩いている・走っているは筋肉を使っています。
筋肉が使えるということはその筋肉にコリとハリが存在するということです。
犬の整体は筋肉のコリに直接アプローチをしてほぐしていきます。
筋肉はただ揉みほぐせば良いわけではなく前足を使うための筋肉・後ろ足を使うための筋肉・
首を使うための筋肉・背中を使うための筋肉・腰を使うための筋肉・お尻を使うための筋肉などが
存在しそれぞれの役目を果たしています。筋肉を使っていると少なからずコリもハリも発生します。
なぜそのコリが出来たのかなぜその筋肉をほぐすのかその筋肉をほぐすことでどのように関節に
変化が出るのか筋肉の使い方を理解してほぐすことが大切です。
わんちゃんは話すことが出来ません。言葉が話せないわんちゃんの代わりに身体を触り
姿勢を見立ることが出来るのが犬の整体師になります。

筋肉のコリは凝りすぎると触ると痛みを伴います。
犬の整体は筋反射により筋肉のコリをほぐしていきます。
ただ単純に触ってほしくない嫌！痛いので触ってほしくない嫌！があります。
触ってほしくない嫌！は少し触れただけで嫌！となりますのですぐにわかりますが
痛いから嫌！は筋肉に触れた時の固さで分かります。
私たちも肩がすごく痛かったり足の筋肉がパンパンな時は触れられただけで痛いと思います。
わんちゃんも同じです。そこにコリがあるから痛みを伴います。
コリがあるということはそのコリによって動きが制限されている関節があるということ。

筋肉は本来柔軟性がありますがコリを放置すると筋肉の伸縮運動が弱くなりコリが固くなります。
コリが固すぎると痛みを発生することもありますがコリを解消することで筋肉が伸縮運動出来るよう
になり痛みも改善していきます。
痛みが強い時は初めはマッサージを施し筋肉を緩めてから整体をさせていただくこともございます。
コリの原因はさまざま
身体を使って疲れたコリ・ケガが原因でかばってできたコリ・加齢によるコリ・古傷が原因のコリ・身体の使い方による癖でのコリなど。
病気やケガが原因で身体の使い方が変化して起こる筋肉のコリがありますが筋肉のコリ自体が原因で起きている身体の変化は一時的に良くなることもあれば継続して良くなることもあります。
病気やケガを治すことは出来ませんがそれが原因で起きている身体の変化が筋肉による変化なのであればそれは継続的な整体施術で解消されることもございます。（効果は個体差によります）

犬の整体により得られる効果
わんちゃんの体重比率は前に7割後ろに3割です。姿勢が崩れたりすると体重のかけ方が変化して
前に8割後ろに2割のわんちゃんもいらっしゃいます。
前足がほぐれることで肩甲骨の可動域が広がり足が前に出しやすくなり姿勢が変化します。
前足の踏ん張りが良くなったり内側に入りがちな肩が広がり背筋を伸ばしやすくなる。
また下がりがちな首を上げやすくなったりします。
後ろ足は座って立つ・踏ん張る・走る・歩く・排泄するにとても大事です。
後ろ足の筋肉が伸縮運動出来るようになると座骨（お尻）が上がり必然的に姿勢がよくなり腰への負担も軽減します。歩く時の蹴りだ足もよくなり変化が分かりやすいです。
後ろ足が弱くなると必然的に姿勢に影響が出てきます。
お尻が下がり腰への負担が大きくなりますがそれでも歩けるので前足だけでどんどん進んでいきます。
やがて身体全体に負担がかかり姿勢が崩れてきてしまいます。そうなる前にいかに柔軟性がある身体（筋肉）にしておくかがとても大切な事なのです。